AFTER EVENT REPORT

2025年のちくせい花火大会。2万発の音楽花火と、帰りのバス待ちの話

道の駅のまわりで、2万発の花火が上がる。それだけでも気になりますが、ちくせいは音楽と一緒に楽しむ大会です。2025年の投稿を見ていると、花火の形だけでなく、曲との組み合わせを語っている人がいるのが面白いんですよね。

そして、見終わったあとの話も具体的でした。下館駅行きのシャトルバスに乗るまで、ゲートを出てから1時間11分かかったという人も。ここは、行く前に知っておきたい。

どんな花火だったのか、どこからどう見えたのか、帰りはどうだったのか。2025年10月18日の様子をまとめてみました!

公開: ・ 最終更新:
まずは、かんたんに

ちくせい花火大会って、どんな大会?

ちくせい花火大会は、茨城県筑西市の道の駅グランテラス筑西周辺で開かれます。2025年は10月18日、18時開演。メインの道の駅会場に加え、北エキサイトシートと東エキサイトシートが設けられました。

開催日時
2025年10月18日(土)18:00開演
会場
茨城県筑西市・道の駅グランテラス筑西周辺
参考人出
約17万人(2023年の市公表実績)
打上数
20,021発(2025年)

打ち上げ数は20,021発。筑西市誕生20周年を記念した尺玉20連発も、その年の特別企画でした。花火を担当するのは、山﨑煙火製造所、野村花火工業、森煙火工場。茨城の3社の花火を一晩で楽しめるのが魅力です。

2025年は『アイドルマスター』シリーズとのコラボも実施。同じく20周年を迎えた市と作品が、音楽花火で一緒にお祝いしました。人出の参考値は約17万人ですが、これは市が公表した2023年の実績です。2025年の実績人数としては載せていません。

公式の開催情報を見る ↗
数字でくらべてみると

有名な花火大会と比べると、どれくらい?

道の駅で開かれる大会、と聞くと小ぢんまりした花火を想像するかもしれません。でも20,021発は、隅田川や土浦とほぼ同じ2万発クラス。並べてみると、なかなかの規模なんです。

来場者数
  1. ちくせい花火大会2023年参考 約17万人
  2. 隅田川花火大会約93万人
  3. 土浦全国花火競技大会約65万人
打上数
  1. ちくせい花火大会2万21発
  2. 隅田川花火大会2万157発
  3. 土浦全国花火競技大会約2万発

ちくせいは、打ち上げ数では有名な2大会に引けを取らない規模です。一方、人出は年が異なる参考値。棒が短いから当日の移動も楽、と読むことはできません。実際、2025年には帰りのバスを待った人の投稿がありました。

図表:筆者作成各大会の主催者・自治体公表値をもとに作成

※打上数はいずれも2025年の公表値。人出は隅田川・土浦が2025年、ちくせいの約17万人のみ2023年実績です。ちくせいの2025年の人数や混雑度を示すグラフではありません。

当日のXを見てみると

会場の様子を、投稿と一緒に振り返ってみました

最初の尺玉20連発から、もう見どころ

2025年は、筑西市誕生20周年を祝う尺玉20連発がありました。こまさんの投稿は、この連発の中で一発ずつ違う花火を楽しんだことが伝わってきます。

クラゲのような形、五重芯、森煙火のさざ波。次々に上がる中でも、どれも同じ花火ではないんですね。発数の多さだけでなく、一発の形を見比べる楽しさもある大会です。

『最後の大きな花火だけ見ればいいかな』と思っていたら、冒頭の企画を逃してしまいそう。2025年の尺玉20連発はその年の記念企画ですが、次回も開始前にプログラムを見ておくと、待っている時間まで少し楽しみになります。

音楽があると、花火の見方も変わる

写真もいいのですが、ちくせいは動画で見ると印象が変わります。たくみさんの投稿では、山﨑煙火の花火を音楽と一緒に見ることができます。

投稿では、菊や牡丹の形、フラッシュや点滅、明るい発色にも触れています。上空の丸い花火を眺めるだけではなく、音に合わせて次の光が来るのを待つ。そんな楽しみ方が似合いそうです。

アイマスコラボのメドレーについては、選曲や編曲を振り返る投稿もありました。『アマテラス』は前年から候補になっていたそうです。花火の裏側で曲も考えられていたことを知ると、もう一度音付きで見たくなりますね。

北エキサイトとグランテラス、正面は同じではない

ここは席を選ぶ前に知っておきたいところでした。3か所から上がる花火を、どの場所から眺めるか。近い花火と、少し遠くに見える花火が変わります。

北エキサイトから見たkouki☆さんは、正面の山﨑煙火を肉眼で楽しみながら、野村花火と森煙火の同時打ちを撮影したと紹介。北エキサイトのカメラマン席からは、音楽がきちんと聞こえたという投稿もありました。

一方、グランテラスで観覧したもんちゃさんは、音響や出店を楽しめた半面、森煙火と野村花火を遠く感じ、街灯も気になったと書いています。良い席か悪い席かの二択ではなく、何を正面で見たいのかで選び方が変わりそうです。

花火の写真を撮りたい人と、音楽を聞きながらのんびり見たい人でも、気になることは少し違います。次回の会場図を見るなら、席の名前だけでなく、打ち上げ場所との位置関係まで一緒に見ておきたいですね。

花火が終わっても、帰りのバスはすぐではなかった

帰り道の投稿で、いちばん具体的だったのがシャトルバスの話です。下館駅行きと体育館行きは別の行き先なので、分けて見てみます。

下館駅行きを使った都筑およさんは、花火のあとのライブも楽しんだうえで、19時45分にゲートを出て、20時56分にバスへ。退出から乗車までは1時間11分です。花火の直後に出た人の所要時間ではありませんが、遅い時間に帰るなら気になる記録です。

体育館行きの山崎円花さんは、終演して立ち上がってから1時間20分で乗車。こちらは立ち上がった時点からの時間なので、さっきの1時間11分と同じ条件ではありません。それでも、バスに乗るところまで時間がかかった様子は伝わってきます。

浴衣のお店を探すときは、会場まで行けるかだけでなく、帰りのバスを待ったあとにも返せるかが気になります。当日返却にするなら、帰りの交通と締切をセットで見ておきたいところです。

帰りにタクシーを呼ぶつもりが、回線につながらない

もうひとつ気になったのが、大会終了後に回線がつながらず、タクシーを呼べなかったという投稿でした。

通信会社や場所までは書かれていないので、どこでもスマホが使えなかったとは言えません。ただ、帰り方を現地でスマホを開いてから決めると、こういうときに困りますね。バス乗り場の場所や帰りの時刻は、会場へ行く前に手元に残しておくと慌てずに済みそうです。

2万発を楽しんだあと、ゆっくり余韻に浸れるように。花火の席を決めるときに、帰り道まで決めておきたくなる大会でした。