2025年の土浦花火大会を振り返ってみました!100周年の2万発と、帰りの土浦駅
2025年の土浦花火大会は、100周年。約2万発、約65万人という大きな大会でした。でも、当日の投稿を読んでいて惹かれたのは、一発ずつ違う花火の話でした。
10号玉の丸さ、いくつも重なる輪、花火師ごとに違う色。どの作品が好きだったかを語っている人がいて、競技大会って、こういう楽しみ方ができるんですね。
一方で、帰りには駅に入るために約1時間並んだかもしれない、という人も。きれいな花火の話と、行く前に知っておきたい会場の話。2025年11月1日の様子をまとめてみました!
公開: ・ 最終更新:土浦全国花火競技大会って、どんな大会?
土浦全国花火競技大会は、茨城県土浦市の桜川畔、学園大橋の下流付近で開かれる秋の花火大会です。2025年の第94回大会は11月1日(土)、17時30分に開始。土浦の花火が始まって100周年の年でした。100回目、という意味ではないんですね。
- 開催日時
- 2025年11月1日(土)17:30開始・20:00終了予定
- 会場
- 茨城県土浦市・桜川畔(学園大橋下流付近)
- 来場者数
- 約65万人(2025年・市公表)
- 打上数
- 約2万発(2025年公表値)
打ち上げ数は約2万発。市の広報によると、雨上がりの空のもとで開催され、約65万人が来場しました。会場の最寄りはJR常磐線の土浦駅です。
土浦が面白いのは、全国の花火師が作品を持ち寄る『競技大会』であること。連続して打ち上げるスターマイン、大きな一発を見せる10号玉、形やアイデアを競う創造花火。3つの部門があるので、同じ夜でも花火の見方が変わります。
公式の開催情報を見る ↗有名な花火大会と比べると、どれくらい?
土浦の約2万発は、隅田川とほぼ同じ規模です。あつぎの大花火大会も並べてみました。数字で見ると大きさがつかめますが、土浦はその中で一発ずつの作品を競う大会、というのが面白いところです。
- 土浦全国花火競技大会約65万人
- 隅田川花火大会約93万人
- あつぎ鮎まつり大花火大会祭り2日間 約33万人
- 土浦全国花火競技大会約2万発
- 隅田川花火大会2万157発
- あつぎ鮎まつり大花火大会約1万発
発数が近いから、同じように見えるとは限りません。土浦で気になるのは、何発上がるかに加えて、どの作品をどこから見るか。人出のグラフも、空いている場所や帰りの速さを示すものではありません。
※いずれも2025年の公表値。隅田川の打上数は第1会場9,507発と第2会場10,650発の合計。あつぎの約33万人は花火当日だけでなく、鮎まつり2日間の来場者数です。集計範囲が違うため、混雑度の順位には使えません。
会場の様子を、投稿と一緒に振り返ってみました
10号玉は、一発でじっくり見たくなる
花火大会というと、最後の連発が気になります。でも土浦の投稿には、一発の花火を選んで紹介している人がいます。大きさだけでなく、丸く開いた形や、内側に重なる輪まで見ているんですよね。
chicaさんは、撮影画面に入りきらなかった10号玉を動画で紹介していました。もちろん、画面に収まるかは撮る場所や画角でも変わります。それでも、大きな一発を見上げたときの感じが伝わる投稿でした。
2025年の内閣総理大臣賞は野村花火工業。10号玉の部では『昇り曲導付五重芯変化菊』、スターマインの部では『颯爽と吹く風になって』が優勝しました。natsuさんの投稿では、その2作品を写真で見比べられます。創造花火の部の優勝は北日本花火興業でした。
最初は玉名を全部理解しなくても、『この丸い形が好き』『この色が残った』でよさそうです。帰ってから作品名と花火師の名前を照らし合わせると、来年も見たい花火が一つできる。土浦には、そんな楽しみもありそうですね。
横いっぱいに広がる『土浦花火づくし』も見たい
一発を眺める競技花火とはまた違う見どころが、大会提供のワイドスターマイン『土浦花火づくし』です。こちらは、広がりを一度に楽しみたくなる花火。
kouki☆さんは、煙が残っていたものの、目の前で上がる花火に感動したと紹介しています。元の投稿には横に広がる花火の写真が並び、一発ずつの写真とは違う見え方を確かめられます。近く感じた、というのはこの人の体感なので、席の場所や実測距離までは分かりません。
音楽と合わせる競技スターマインも、写真だけで終わらせるのはもったいないところ。satakeさんは、野村花火工業の受賞作の動画を案内し、曲にはよみぃさんの『only my railgun』を挙げています。2025年の演出ですが、曲名を知ってから元の動画を開くと、光のタイミングにも目が向きそうです。
大きな玉が見えれば十分、と思って場所を決めると、低い位置や横に広がる花火を見逃すことも。土浦で場所を探すなら、空の上だけでなく、打ち上げ方向の横幅も見ておきたいですね。
雨上がりの空でも、煙と電線は気になった
2025年は雨上がりの大会でした。ただ、空が澄んでいることと、花火がずっと隠れずに見えることは別の話。当日の見え方には、煙も関わっていました。
つくば地域の情報を発信するtsukubapressさんは、山﨑煙火製造所の10号玉の写真と一緒に、風があまりなく煙が漂っていたと紹介。『土浦花火づくし』を見たkouki☆さんも煙に触れています。打ち上げる場所の近くで見れば、何もかもくっきり、とはいかなかったようです。
有料席を取れず、少し離れた場所から見た人は、きれいだった一方で電線が写真に写ったと投稿していました。遠くても花火は楽しめますが、撮りたい人にとっては空を横切る一本が気になりますね。
市の2025年の会場図でも、遠い場所ではスターマインが見えにくくなること、風向きで煙の影響を受けることが案内されていました。上の大玉を見るのか、下まで広がる演出を見るのか。先にそこを考えると、場所選びの目線が変わりそうです。なお、イオンモール土浦と周辺駐車場は、その年は立入禁止区域でした。会場に近いからと、観覧場所や駐車先にはできません。
雨は上がっても、足元のぬかるみは残っていた
空を見上げる大会ですが、2025年は足元も気になりました。Watanabeさんは、田んぼがぬかるんでいて、持参した靴カバーが役立ったと書いています。
この投稿でいいなと思ったのは、役立っただけでなく、脱ぐのは大変だった、とも書いてあること。雨が降っていないから普段どおりの靴で大丈夫、とは限らないんですね。ただ、投稿の田んぼがどこか、観覧を認められた場所かまでは分かりません。田んぼならどこでも入っていい、という案内ではありません。
少し離れた場所から観覧した人は、寒かったとも振り返っていました。11月の夕方から座って花火を見るので、昼間の服装のままでは落ち着かない人もいそうです。浴衣なら、花火を待つ間に羽織れるものを一枚。座る場所が土なら、地面の湿りを通しにくい敷物も考えておきたいところです。
晴れ予報を見るだけで準備を終えず、前日の雨も思い出す。きれいに着付けてもらった日に泥で足元を気にし続けるのは、ちょっともったいないですからね。
シャトルバスは頼もしい。ただ、乗った先も混む
土浦駅から会場までは、徒歩のほかにシャトルバスがあります。RIEさんは、利用してみると思っていたよりスムーズだったと振り返っていました。移動の助けになった人もいるんですね。
JRの2025年の案内では、駅から徒歩約30分、バスの乗車時間は約10分が目安です。ここで気を付けたいのは、バスの10分に、並んで乗るまでの時間は入らないこと。降りたところから席へ向かう時間も別です。
当日17時51分には、茨城県警が学園大橋付近の乗降場所の混雑を案内していました。花火は17時30分開始なので、これは開始後の状況です。バスに乗れたら準備完了、とはいかず、その先にも人の流れがあったことが分かります。
スムーズだったRIEさんの利用時刻や、行きと帰りのどちらの話かは書かれていません。だから『バスなら待たない』とは言えませんが、混むから徒歩しかない、と決めるのも早そうです。駅に着く時間だけでなく、席に着いて、食べ物やトイレを済ませるところまで余裕を取りたいですね。
土浦駅に着いてから、もうひとつ列があった
帰りの投稿でいちばん気になったのが、土浦駅に入るまでの話でした。hidekuroさんは、帰りに約1時間並んだかもしれない、と翌朝に振り返っています。花火を見る時間とは別に、ここで立って待つ時間があるんですね。
市の2025年の帰り道案内には、駅まで3.0〜3.3kmのコースがあり、徒歩40分以上または45分以上の目安が載っていました。行きの案内にある『駅から約30分』を、そのまま終演後の移動時間に当てはめないほうがよさそうです。
さらに、JR東日本の当日投稿では、22時20分現在、土浦駅の入場規制は終了していると案内されています。帰りの駅について、この時間の案内が出ていたことは覚えておきたいです。規制が始まった時刻や、全員が何分待ったかまでは、この投稿からは分かりません。
特急券を買っておけば駅の列を通らなくていい、ということでもありません。JRの案内でも、入場規制中は特急券があっても優先的に乗車できない可能性に触れていました。指定した電車に乗れるかは、会場を出る時間だけでなく、駅に入れる時間まで見ておきたいところです。
浴衣の当日返却も同じで、店が駅の近くにあっても、駅に入る前の列までは短くなりません。最後まで見たいなら、返却の締切を先に確認しておくと、花火を見ながら時計ばかり気にせずに済みそうです。店舗から会場までの距離や返却条件は、土浦の比較ページでも見られます。
花火の写真を送りたいのに、スマホがつながらない
会場では画像を送れず、離れてから送れた、という当日夜の投稿もありました。花火の写真を撮ったあと、すぐ誰かに送りたくなる場面で困ったようです。
通信会社や細かな場所は分からないので、会場全体の通信障害だったとは言えません。それでも、待ち合わせや帰りの乗り場を、その場でメッセージを送って決めるつもりだと困りますね。駅までの道や待ち合わせ場所は、会場へ向かう前に手元へ残しておくと安心です。
写真は帰ってからゆっくり送り、好きだった一発の話をする。そのときに作品名が一つ分かっていたら、土浦の余韻をもう少し楽しめそうです。